もし、あなたが今、ご自分の家やお部屋でこの記事を読んでいるのなら
画面から目を室内へ、ゆっくりと見渡しながら巡らせましょう。。
それに伴って、どんな思考や感情が浮かんできたでしょうか。
日常生活を過ごしている家やお部屋は、学校や職場などに比べると、あなたの自分の創意工夫、自由がきく場所ですね。
これまでのあなたの選択、あなたの表現、あなたの気持ち。。
目に見えないあなた自身を形として表現された空間です。
私はどんなに忙しくても、リビングダイニングと仕事部屋ではこのようにして自分自身の感覚をチェックしています。
忙しいときほど、時間や締切に追われているときほど、意識します。
私のエネルギーを消耗させるものがない状態です。
というとストイックな感じがするかもしれませんが、いい気分で過ごせること
ただそれだけのことです。
リビングは家族が置き忘れたものが、ソファーやテーブルの上にあることはザラです。
それは見つけたら私のために片付けます。
リビングには個人の収納スペースを確保してありますから、郵便物などはお互いにそこへ入れますし、
共有スペースでは、ほとんどのものに指定席を用意し、新しく迎えたものにもその都度指定席をつくります。
持ち物は、指定席を設けて収納し見せる収納は基本的にやりません。
ディスプレイしたいものは、スペースを広くとってライトアップしたりします。
それらも入れ替えをして長期出し放しにはしません。
これが新鮮な気持ちで愛着を持って大切にする秘訣だと思っています。
それとルンバが床を掃除してくれるので自然に床はいつもすっきりしています。
狭い家でも、なにもない空間をたっぷり作ったり、床と壁の出会う場所を広々ととる(空間のままにしておく)
といったことが風水的にも、インテリア的にも人生に豊かさをもたらせます。
私には資産家の伯父伯母がいます。
90代になりましたが、お二人で家事や身の回りのことができるので
介護は外出のときだけ。お金もメリハリをつけた使い方をされ、
外見は普通の人たちよりずっと堅実質素に見えます。
私が身近で最も尊敬し目標としているご夫婦です。
姪の私が突然、お宅にお邪魔すると、大喜びで迎え入れてくれます。
私はいつまでもかわいい姪っ子のまま。
家は築80年以上のおしゃれな木造平屋。
玄関を入ると、京都の老舗旅館のような佇まいとお香(仏壇のお線香のかおりではありません)
で迎えられます。たたきも床も塵一つありません。私は姪っ子なので玄関横の客間ではなく奥のダイニングキッチンや
居間(和室)へ通されますが、嬉しそうに出てきた伯父のお部屋もついでに覗いたりします。
いつもこんなにスッキリきれいにしているのに驚くばかりです。
服装もいつもカジュアルでおしゃれで、日常を豊かに丁寧に生きていることがわかります。
ダイニングキッチンは世代を感じる使い勝手の良さで、どこに何があるか
サッとわかる機能性と温かさがあります。椅子が楽なのでテレビはここにあります。
居間はちょっと広めのお座敷。本棚には歴史を感じさせる本とアルバムがズラリと並び、
家族写真もいくつか飾られています。居間は客間とは違い、
とてもカジュアルに過ごせるお部屋で私には居心地がいい空間です。
畳の上には座布団と座椅子、座卓しかありません。(ゴミ箱もテレビもありません)
突然の訪問で日常生活を垣間見たとき、住まう人の自分(家族)との関係性が見えてきます。
自分自身を尊重した生き方は家に現れます。
自分自身を尊重すると自然にシンプルな暮らし方になっていきます。
自分を尊重できないとき、自分にふさわしいものや調和しているものが定まらず、
ものが溢れ、無頓着になりやすいです。
自分たちのために厳選したものだけを家に迎え入れる、
必要以上に持ち物や身の回りや関係性にエネルギーを消耗せず、
自分自身の生き方に沿うところにエネルギーを注ぎ、丁寧に暮らすこと。。
いま、あなたがポチッと買い物かごにいれようとしているもの。
本当にここからあなたを豊かにしてくれるものでしょうか。
あなたのエネルギーを消耗させるものではありませんか?
気持ちが離れて、かわいそうなことにならないでしょうか?
ほんのちょっとだけ立ち止まってみて。。
愛するものたちに囲まれた暮らしをあなたの手で作っていきませんか?
あなた自身をエネルギーレベルから豊かにしていける方法を考えてみませんか?
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