コンサルではじめてお目にかかったのに、「どこかで以前、お会いしましたか?」と伺いたくなる方が時々いらっしゃいます。
今回、ご紹介するMさんご夫妻も、まだ二度目なのに、お二人揃って不思議な親しみを感じます。
私個人的には前回同様、ターニングポイントとなる再会でした。
世の中には仲の良さそうなご夫婦なんてザラですけれど、嘘偽りなく仲が良いご夫婦は、滅多にお目にかかれません。
今回、お子様の巣立ったあとの新しい暮らしのために土地探しから家のプランニングまで、丁寧に時間をかけて完成したばかりの新居に伺いました!
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メールでのやり取りはもうずいぶんお願いしていますが、お会いするのは2度目。
なのに、なんとなく懐かしい気がするのはなぜでしょう(笑)
信頼のおける方にコンサルしていただける幸せを実感します。
引っ越し後の片付けがまだ済んでいない状態でしたのでコンサルを受ける時期は少し迷いましたが、結果的に今回でよかったと思っています。
優先順位がはっきりしましたし、片づけに馬力が出そうです。
コンサルを受けて今回特に印象に残っていることがあります。今は一人暮らしをしている二人の娘が残しているものについてです。
「実家にたくさんのものを置いていると、彼女たちがそれぞれの地で前に進むエネルギーを引っ張ってしまう」と。
思い出のものを置いておくのが親の愛情かと思っていましたが、言われると確かにそうですね。
長女はきっぱり整理して品物は少ないのですが、次女はまだたくさんありますので、帰省してきたときに話してみようと思います。
またうちの娘たちは幼いころから絵本が大好きでしたので、家には今もたくさんあります。
それぞれの本には、それを読んでいた時の彼女たちの様子がくっきりと刻まれているため、見るたびに微笑ましく懐かしく幸せな気分になります。
ですので、自分の読んだ本は処分しても、絵本はほとんどそのままでした。
ですが佳月さんに「この絵本を必要としている人たちはいっぱいいる」と言われ、ハッとしました。
本来の目的を果たせないようにしてしまっては、絵本にとっても申し訳ない。
読んで楽しんでもらうことをきっと望んでいることでしょう。
本当に手元に残しておきたい数冊の絵本以外は、どなたかのお役に立てるように手放すことに決めました。
佳月さんには旧宅の時からいろいろアドバイスいただき、おかげさまで心地よく豊かに暮らせていることにずっと感謝しています。
そして住まうことについて、深く考える機会を与えていただけることも有難いことです。
つい忙しさに流されがちな日々ですが、どう生きたいか、どう在りたいかをこれからも自問することを忘れずに過ごしたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。
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コンサル前に、時期的なタイミングについてお問い合わせがありました。
収納スペースが減った分だけ、指定席の決まっていないもの達、まだ開けていないダンボールの数々。。。
収納した後では確認できない(停滞エネルギー化してしまいそうな)物たちと向き合えるため、このタイミングをお薦めしました。
記事でも持ち物の指定席を設けることを繰り返し申し上げていますよね。
私たちに眠る布団やベッドがあるように、持ち物たちも指定席を設けること。
それは持ち物一つ一つをリスペクトしているあなたの姿勢となり、その放つオーラによって身を置く環境であなたの存在がリスペクトされるようになるからです。
そのとき、ディスプレイや収納は、窮屈な思いをさせないよう余裕をもたせます。
その余裕あるレイアウトを自分で作りながら管理下に置くことになるので、結果的にあなたの精神的、時間的な余裕に繋がってくるのです。
持ち物に指定席を設けることで、探しものやストレス、余計な買い物もなくなります。
必要とするものとアクセスがスムーズになります。
それはそのまま人生に形となって表れてきます。
クリアで迷いがなくなり、ゆったりと人や状況に関われるようになります。
そして「持ち物を捨てることに消費していたエネルギーや達成感」から解放され、自分自身にもっとエネルギーを注げるようになります。
「ものを捨てること」が流行っていますが、本当に助けになっているのかそれを行なうときのあなた自身を観察してみましょう。
新居を構えたり、引っ越しをしたりする機会は、自分自身と向き合い、人生の流れを変える絶好のチャンスです。
あなたの、家族の人生のリセット、新しい空間をあなたの人生の助けになるよう持ち物と向き合い、
必要のなくなったもの、役目を終えたもの、持ち主がいなくなったもの、思い出や思い込み、これまでの価値観をリセットしましょう。
あなたのもとではストックされてしまう物たちに、輝ける場を見つけてあげたりきちんとリサイクルや分別ルートにのせてあげるのも活かす方法の一つです。
役目を終えた物たちと優しい気持ちでお別れをするのを後ろめたく思わないこと。
思い出は心の中で輝き続けます。色あせたかわいそうな状態で持ち続けることは持ち物に愛を注いでいることにはならないのです。
そして、その関係性は、あなたや持ち主の人生のブレーキやブロックとなるのですからそれはその持ち物にとても申し訳ないことをしていることになります。
春は、あなたの身の回りの物たちと、コミュニケーションするとても良いタイミング。
新しいものを迎え入れる前に、持ち物たちに注意を向けてみましょう。
あなたの持ち込んだものとの関係性、それは。。。
今のあなた自身を何らかの形で象徴しています。